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北海道建設新聞社
2012/03/15

【北海道】帯広厚生病院の移転改築、新年度に基本構想策定着手へ 

 北海道厚生農業協同組合連合会(札幌市中央区北4条西1丁目1、奥野岩雄会長)は、2015年度の着工を目指している帯広厚生病院の移転改築について、12年度に基本構想の策定や移転先の土地取得交渉に入る。基本構想の策定に向けて、コンサルタント業務などの発注を予定している。
 14日の臨時総会で、同病院の基本構想費6300万円などを含む、12年度固定資産取得(設備投資)計画を決めた。
 帯広市西6条南8丁目1にある帯広厚生病院は、RC造、地下1地上7階塔屋2階、延べ5万83m²の規模で、病床数は748床。1980年に建設し、その後増築した。敷地面積は約2万7000m²。
 施設の老朽化や狭あい化などから、現在地での増改築を検討したが、敷地が狭いため、帯広市西14条南10丁目にある十勝農業協同組合連合会の所有地を候補地に挙げている。敷地面積は約7万m²あり、大型駐車場も確保できる。
 新病院に盛り込む機能や候補地の利用範囲などについて、今後検討する。厚生連では「(基本構想で定める)青写真をもとに内部で話し合う」としている。
 12年度の固定資産取得整備計画ではこのほか、旭川厚生病院の緩和ケア病棟設置費(内部改修)や、継続の札幌厚生病院増改修の12年度支出分などを盛り込んでいる。