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建通新聞社
2012/03/21

【大阪】大阪府 みどりの風促進区域の「大阪中央環状線及びその沿線」などで容積率・建ぺい率緩和

 大阪府は、みどりの風促進区域に指定された「大阪中央環状線及びその沿線」などで、用途地域や容積率・建ぺい率の緩和を行う。府都市計画審議会で承認されたため、近く都市計画変更を告示。各市の地区計画に沿って、「緑視率」などの要件に適合する建築物の建て替えなどに対しては緩和措置が講じられる。
 みどりの風促進区域は、海と山をつなぐみどりの太い軸線の形成を通じ、府民が実感できるみどりを創出、ヒートアイランド現象の緩和や、官民一体となったオール大阪でのみどりづくりを促進する。道路や河川を中心に、一定幅の沿線民有地を含む区域として、2011年5月に12路線延長約200qを指定した。
 促進区域では、@公共事業の重点化A緑視率(立体的な緑の率)を満たした建築物に対し、容積率・建ぺい率を緩和する都市計画の規制緩和B樹木の提供や資材の割り引きなど企業とのタイアップによる沿道民有地の緑化促進−などを行う。地元市町村が地区計画を設定し、規制緩和を可能とし、既存不適格の建物の建て替えを促進する狙いもある。
 今回、みどりの風促進区域として都市計画変更するのは次の通り。
 ▽国道176号沿道(池田市)=阪急池田駅〜石橋駅間で、第2種住居地域の建ぺい率・容積率を緩和
 ▽第2京阪道路沿道及び大阪中央環状線沿道(門真市)=両路線の沿道で建ぺい率・容積率の緩和、用途地域の変更を行う
 ▽国道1号・府道京都守口線沿道及び大阪中央環状線沿道(守口市)=両路線の沿道で建ぺい率・容積率の緩和を行う
 ▽堺阪南線沿道(泉大津市)=沿道で建ぺい率・容積率の緩和を行う
 ▽同(高石市)=沿道で建ぺい率・容積率の緩和を行う