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建通新聞社(東京)
2012/03/23

【東京】 六本木三丁目東地区など再開発組合設立認可

 東京都は23日、六本木三丁目東地区と調布駅南口東地区の第一種市街地再開発事業の組合設立を認可する。六本木三丁目東地区は8月の権利変換計画認可を経て9月に着工、2015年9月の完成を予定。調布駅南口東地区については、13年4月に予定する権利変換計画の認可後、同年9月の着工、15年7月の完成を目指す。
 六本木三丁目東地区の施工区域は、六本木通りと放射一号に挟まれた港区六本木3ノ1ほかの約2・7f。南街区(約2・5f)と北街区(約0・2f)で構成する。
 このうち南街区の再開発ビルは、業務棟(事務所など)、約220戸の住宅棟、変電所棟の3棟からなる延べ約19万7970平方bの規模。内訳は▽業務棟=鉄骨鉄筋コンクリート造地下5階地上40階塔屋8階建て延べ約17万0350平方b▽住宅棟=鉄筋コンクリート造地下2階地上27階塔屋2階建て延べ約2万6790平方b▽変電所棟=鉄筋コンクリート造地下2階地上1階建て延べ約830平方b―となっている。
 北街区には、鉄筋コンクリート造地下2階地上2階塔屋1階建て延べ約2750平方bの商業棟を建設する。用途は店舗、駐輪場など。
 また、東京メトロ南北線六本木一丁目駅に続く地下鉄連絡通路(幅員5〜10b、延長約170b)のほか、駅前広場を整備。区画街路の845号と846号の幅員12bへの拡幅整備も行う。総事業費は約1141億円。
 地権者の住友不動産が事業協力者として参画。環境アセスメント調査は日建設計(千代田区)が担当。施行区域内にある旧日本IBM本社ビルなど既存建物の一部解体は大成建設が行う。
 一方、調布駅南口東地区は調布市布田4ノ16〜18の約0・4fに、地下1階地上16階建て延べ約2万5595平方b、高さ約55bの再開発ビルを建設する。用途は商業・業務、住宅(約190戸)、駐輪場など。また、市道南32号の再整備なども行う予定。総事業費は約94億5000万円。
 特定業務代行者は清水建設。事業コンサルティングはパシフィック総合開発研究所(千代田区)が担当。