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北海道建設新聞社
2012/03/30

【北海道】12年度設備投資は横ばい−ユコマンベツ発電所に着工

 北電は29日、2012年度の設備計画を公表した。電源や流通設備などに投じる総額は、11年度実績(推定1085億円)から横ばいの1086億円。泊発電所の安全対策やJR新函館線の送電設備などに着工するほか、継続の京極発電所(出力60万kw)の整備を進める。
 設備計画を含む12年度の供給計画については、泊発電所の発電再開発時期が確定していないほか、節電の動向や需給調整契約の拡大を図っていることなどを踏まえ、需要・供給とも「未定」として算定した。
 電源部門の設備投資額は8%減の446億円。水力は、進ちょく率が65%の京極発電所建設や、2月に着工した朱鞠内発電所(出力880kw)、14年6月の運転開始を目指して5月の着工を見込むユコマンベツ発電所(690kw)などに合わせて231億円を計上している。
 原子力では、8月の本格着工を予定する防潮堤や海水ポンプ設備機器といった中長期の安全対策などに121億円を試算。火力は、石狩湾新港のLNG火発の環境影響評価や設備の設計・検討などに86億円を措置する。
 送電など流通設備は0.3%増の362億円。送電設備には121億円を充て、JR新函館線(7km)や西札幌線(2区間、計40m)に着工するほか、京極幹線を継続する。