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北海道建設新聞社
2012/04/04

【北海道】小樽で2トンネルに着工−道内の12年度高速道路整備 

 東日本高速道路道支社は2012年度、高速道路新設などの建設事業費に505億円を見込んでいる。このうち新設は2区間で、232億円を投じる計画。道横断自動車道小樽JCT―余市IC間では、小樽市内で天狗山と第2天神の2つのトンネルに着工するなど整備を本格化させる。
 同支社が3日、明らかにした。新設と維持・管理を合わせた建設事業費は11年度に比べ250億円、33.1%減少している。特に新設は55.8%の大幅減。道東自動車道夕張IC―占冠IC間の建設が11年度で完了したことが大きく影響している。
 路線別に見ると、道縦貫自動車道に124億円を配分。道央自動車道の函館方面への延伸となる大沼公園IC―森IC間9・7KM完成を目指し、舗装や道路設備などを施す。
 道横断道には107億円を投じ、札樽自動車道から分岐する小樽JCT―余市IC間24KMの建設を進める。小樽JCTや、延長が3KM程度となる天狗山トンネルと第2天神トンネルに着工。余市町内では新たに道路本体の建設に入るなど、18年度の供用開始を目指し、工事を本格化させる。
 このほか、建設中の新千歳空港ICで管理施設の新築を進める。
 維持・管理費は273億円を計上。建設区間の完成で管理延長が延びていることなどから、前年度に比べて18.7%伸びた。各地で舗装補修、電気・通信設備などの改修を施す。SAやPAなどの管理費には3億円を挙げている。