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北海道建設新聞社
2012/04/06

【北海道】小樽市立病院統合新築、入札参加者辞退受け中旬に再公告 

 小樽市病院局は、参加者辞退により入札中止となった小樽市立病院統合新築の再入札について、前回は市内業者1社以上を含む特定共同体での参加に限っていたものを、主体、管、電気ともに単体での応札も可能とする方向で検討している。市議会での審議を経て、4月中旬の再公告、5月中旬から下旬の入札とする考えだ。
 この工事では、3月5日の入札日直前に主体工区への参加を予定していた清水建設・岩田地崎建設・阿部建設(小樽)と、フジタ・福島工務店・近藤工業の2共同体が見積価格の予定価格超過を理由に辞退。入札は中止となった。
 市側はあらためて予定価格を精査し、「適正だった」と判断。中松義治市長は3月日の会見で、単体での入札参加が可能とする方針を示唆した。関連する管、電気の4件でも単体応札を認める方針。総合審査評点は主体が1700点以上、管と電気が1500点以上と変更はなく、他の条件も前回と同様としたい構えだ。
 これを受け、同局には単体での入札参加に向けた問い合わせなどが、既に大手から寄せられているという。
 9日に開かれる市議会市立病院調査特別委員会では、市側の方針について、市内への経済効果などの観点から議論される見通し。