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建通新聞社四国
2012/04/06

【香川】土木一式Aを1090点に引上げ 県の格付け

 香川県土木監理課は、2012年度の入札参加のための県内業者の等級格付けを4月2日に発表した。格付基準となる総合点数の配点は、土木一式工事のA等級が11年度の1010点から1090点に引き上げられた他、建築一式工事A等級の配点は900点から930点に変更されるなど全体的に引き上げられた。総合点数の引き上げは、企業評価を行う技術評価点数(主観点数)に「雇用者数」と「建設機械の保有台数」の評価点を加算したため。
 県の等級格付けは、経営事項審査のP点と技術評価点数の合計で算出した総合点数により決定しており、新格付けに伴い過度の等級間移動を防ぐ観点などから等級格付けの基準となる総合点数の配点見直しを毎年度行っている。このため等級別・工種別に増減している。
 技術評価点数では@技術職員数などの技術力A工事成績B指名停止などの法令違反などCISO取得D機械・運搬具などの保有に加え、12年度から県内に本社・本店がある県内営業所の雇用者数についての評価とショベル系掘削機やブルドーザー、トラクターショベルの機械運搬具の台数評価を追加した。
 12年度に入札参加資格を得たのは、土木一式工事で666業者、11年度より15業者減少しており、A等級で4業者減、B等級で3業者減、C等級で8業者減となっている。
 建築一式工事の資格者は254業者で、A等級が1業者増加している反面、B等級では5業者減、C等級で5業者減少となっており、全体で9業者減少している。
 他業種の資格取得業者は、「機械器具設置工事」のみが増加、他業種では全て減少しており「とび・土工・コンクリート工事」では13業者と最も多く減少している。