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建通新聞社(中部)
2012/04/06

【愛知】名古屋市 昭和文化小劇場設計プロポ 第1四半期公告

 名古屋市市民経済局は、川名公園内に新設を計画している「昭和文化小劇場」の基本・実施設計の公募型プロポーザルを2012年度第1四半期にも公告する予定だ。
 建物の規模は2階建て延べ約1500平方b。構造は鉄筋コンクリート造とするか、鉄骨鉄筋コンクリート造とするかを現在検討中。施設の内容はホール、練習室、楽屋など。客席数は350席が標準だが、少なくなる可能性もある。
 建設地は昭和区川原通の川名公園の敷地内。川名公園が防災公園となっているため、文化小劇場にも防災機能を取り入れる。具体的な防災機能の内容は今後検討する。
 基本・実施設計を12〜13年度の2カ年で進め、14年度に建設工事を発注する予定。総合評価落札方式の一般競争入札で発注する見込みだ。完成は16年度上半期を予定している。
 文化小劇場は、市民が身近なところで音楽や演劇、舞踊などの発表や練習ができる施設として、原則として市内16区に一つずつ設置する。文化小劇場を含めた1区1館施設について在り方を検討することになり、事業がストップしていた。だが、文化小劇場については、施設に対する需要があると判断されたため、建築を進めることになった。
 現在文化小劇場が整備されていないのは昭和区、瑞穂区、中区の3区。中区は市や民間が管理するホールが十分あるため、整備する考えはない。瑞穂区については、12年度に実施設計を設計変更する予定。昭和区と瑞穂区で完成すれば、計画がすべて完了することになる。