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建通新聞社(中部)
2012/04/16

【三重】津市 新斎場のPFI実施方針を公表 4月21日に説明会開催

 津市は、「新斎場整備運営事業」のPFI実施方針を公表した。火葬炉12基などを備えた延べ約5000平方bの斎場建設と維持管理・運営を委託する民間事業者の選定に向けて、21日に説明会を開催する。実施方針に対する質問や意見を受け付けた後、6月には民間事業者の募集を開始する。
 実施方針の説明会は21日午後1時から津市半田の環境事業課庁舎で開く。事前の申し込みは不要で、市ホームページで参加申込書を取得し当日、持参する。
 6月に特定事業の選定・公表を行い入札参加者の受け付けを開始し、11月に事業者決定、2013年3月の市議会定例後に正式に契約する。実施方針の公表は、民間事業者に対して早期に情報を提供し、意見の吸い上げなどを行うPFI手法の手続きの一つ。事業概要や事業期間、応募者の資格要件、事業者の選定方式などを盛り込んでいる。
 事業方式は民間が施設を建設し、維持管理・運営を行い、事業終了後に市に施設所有権を移すBTO方式を採用する。事業期間は、施設整備期間が13年4月から14年12月まで、維持管理・運営期間が15年1月から30年3月まで。
 施設整備の概要は津市半田2347の敷地約5万平方bに新斎場や緑地公園などを建設する。斎場の規模は約5000平方bを想定しており、火葬炉12基、動物炉1基、葬儀式場2室、エントランスホール、告別室、待合室、事務室などを備える。