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建通新聞社
2012/04/19

【大阪】大阪府 防災行政無線再整備約118億円で 本年度工事開始

 大阪府は、約118億円を投入する防災行政無線再整備事業の工事発注を2012年度から開始する。府庁〜中継所〜府民センターを結ぶ第1期工事を12年度後半に着手。中継所から各市町村、消防本部などを結ぶ第2期工事は、12年度に実施設計を行い、13年度に着工予定。15年4月に全面運用を開始する見通し。
 現在の防災行政無線は、1996〜98年度の整備。すでに15年を経過し、故障の増加や、一部機器の部品の供給停止などにより安定稼働が困難となっている。このため、信頼性の高いネットワーク構築に向けて無線設備など更新を実施する。
 局数は、合計256カ所。内訳は、府庁統制局1、中継局5、無人中継局4、前進基地局4、市町村43、消防本部33、府民センター等府出先機関、自衛隊等防災関係機関など。全体事業費の概算は約118億円(うち市町村負担金約12億円)。設計費に約2億円、工事費約116億円を見込む。
 阪神・淡路大震災や東日本大震災などの大規模災害では、電話も携帯電話も利用できず、災害対策に支障を来した。大阪府地域防災計画では上町断層帯A地震により91万加入者の電話が被害を受けると想定をしている。防災行政無線再整備により、一層災害に強い通信手段を確保する。
 府庁新別館(大阪市中央区)に新防災センターを整備するのに併せて、大手前庁舎と〜咲洲庁舎を結ぶ通信手段を先行整備し、13年度当初から運用。12年度から第1期整備、13年度から第2期整備を開始するとともに、充実強化工事として、津波対策、停電対策、簡易VSATも実施。
 津波浸水対策では、沿岸部の一部市町村などで、1階に設置している無線機器、発電機などを上層階へ移設・嵩上げする。津波監視カメラは、岬町、泉南市、忠岡町、泉大津市、大阪市内の5カ所に設置。VSATは災害に強い衛星無線で、これを設置することで通信の2重化を図る。