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建通新聞社四国
2012/04/27

【高知】債務負担10億円を設定 浦戸大橋耐震補強

 高知県土木部は、浦戸大橋の耐震補強工事費として、2012年度当初予算で13、14年度2カ年の債務負担行為10億円を設定した。
 現在、10月末までの予定で詳細設計を大日本コンサルタントに委託して進めており最適な補強工法を選定するが、現時点でラーメン箱桁橋の特殊部は、橋脚が鉄筋コンクリート巻き立て、橋桁が鉄筋コンクリート巻き立てと炭素繊維シート巻き立ての併用する可能性が高い。また橋全体の落橋防止システムの設置も進める。
 工事は12年秋以降に発注予定で、一括か分割かなど発注形態は今後協議する。
 浦戸大橋は1972年完成で、橋長は915・6b、橋脚は取付橋部も含め合計15基。
 また、県では災害時の道路網を確保するため、橋梁耐震化を順次進めており、12年度当初予算では、道路防災事業費6100万円を活用して仁淀川河口大橋など7橋、地域自主戦略交付金事業費3億7600万円を活用して浦戸大橋など14橋の工事や設計を計画している。国の交付決定額により変更の可能性はあるが、工事は早ければ第2四半期から順次着手する予定。