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建通新聞社(神奈川)
2012/05/02

【神奈川】 横浜市 8橋梁架け替え事業、うち3橋新規

 横浜市道路局は2012年度の橋梁架け替え事業として、新開橋など8橋の整備を推進する。このうち新規に工事着手するのが新浦島橋と天神橋、大橋で、新浦島橋についてはこのほど初弾工事を発注した。新開橋と江ケ崎跨線橋、霞橋は最終工区の工事に着手、12年度内に完成させる。
 新浦島橋(=図D=、神奈川区浦島町363〜新浦島町1ノ1ノ25)は、5径間単純鈑桁橋を2径間連続鋼床版鈑桁橋に架け替える。幅員4・3bを13bに拡幅し、両側に3bの歩道を設置する。事業期間は3〜4カ年。「その1工事」を東亜建設工業が9975万円で落札した。工期は12月まで。設計は八千代エンジニヤリング(横浜市保土ケ谷区)が担当。
 天神橋(=図F=、磯子区丸山1〜上町)は、単純RC床版鋼I桁橋を単純合成床版橋に架け替え、幅員5・5bを16・6bに拡幅、両側に4bの歩道を設置する。事業期間は14年度までで、12年度は仮設構台を設置し、既設の橋台と橋脚を撤去する。工事を工種「土木」で第3四半期に発注、約6カ月で施工する。設計は新日本技研(東京都港区)が担当。
 大橋(=図G=、港南区笹下1〜江南4)は、幅員2bの単純RCT桁橋を幅員4bの単純角形鋼管床版橋に架け替える計画。今後、関係者との協議を進め、12年度中の工事着手を目指す。事業期間は13年度までの予定。設計はカナコン(横浜市瀬谷区)。
 継続工事で12年度に完成するのが新開橋と江ケ崎跨線橋、霞橋。
 新開橋(=図@=、中区新山下1〜2)は、最終の「その6工事」を鋼栄企業(横浜市西区)が6132万円で落札、12月までに覆工板や仮設構台を撤去し、開通する。
 江ケ崎跨線橋(=図A=、鶴見区江ケ崎町〜川崎市小倉)は、下路プラットトラス・下路ポニー式ワーレントラス・下路鈑桁橋を3径間連続合成床版橋に架け替え、5・5bの幅員を13bに拡幅する。現在上部工を進めており、第2四半期に「本線道路工その3」を工種「土木」で発注する。約8カ月間で気泡混合軽量土工と側溝工、アスファルト舗装工を進め、13年3月に完成させる。設計は近代設計(横浜市中区)が担当。
 霞橋(=図B=、中区新山下2ノ12ノ54〜11ノ8)は、単純PC桁橋を下路式トラス橋に架け替え、歩道を1・5bから4bに拡幅する。上部仕上げ工を第3四半期に工種「ほ装」で発注する。霞橋のトラスは、江ケ崎跨線橋から抜き取り保管していた土木遺産のトラス部材を再利用する。設計はオリエンタルコンサルタンツ(横浜市中区)が担当。
 このほか、小湊橋(=図E=、中区小港町1〜2)では架け替えが完了し、「その4工事」として旧橋の撤去と舗装を第2四半期に発注する。工期は約4カ月。13年度に事業が完了する。
 井土ケ谷橋(=図C=、南区井土ケ谷下町〜花之木町)は、合成RC床版3径間連続鋼I桁橋に架け替え、9・5bの幅員を16bに拡幅する。事業期間は13年度までで、12年度は橋面舗装と迂回路撤去を「その4工事」として第3四半期に発注する。工種は「ほ装」、工期は約6カ月間。13年度に供用、事業が完了する。