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日刊建設工業新聞
2012/05/09

【鳥取】平井工業 大型機レンタルは国内初めてテクノレンタル5年契約で納車/ラジコン式草刈り機

 米子市河岡、平井工業(平井茂見社長)は、このほどテクノレンタルとラジコン仕様の大型雑草刈り機械「CG670」(筑水キャニコム製・福岡県。ネーミングはブッシュカッタージョージ遠くはなれて)の長期レンタル契約を結んだ。8日午前10時に同社へ納車した。テクノレンタルによると業者単独によるラジコン仕様の大型雑草刈り機械のレンタル契約は国内初という。契約期間は5年間。
 同機の導入について平井社長は「かねてから、発注者からの貸与による機械では作業効率の面で非効率という思いを持っていた。経費面は別としても、まずは効率良く、かつキチンと整備内容を伴う形で、発注者から求められている履行期間内に仕事を終わらせることが大切であり、発注者に安心感を持ってもらうためにはどうしたらいいのか―ということを模索している中で、テクノレンタルさんからの提案があり、このたび、導入を決断した」と話す。「ただ、国内初という認識は無かった」と付け加えた。
 今回導入したラジコン仕様の大型雑草刈り機械CG670は、河川敷はもとよりスキー場、高速道路などの除草作業を効率よく行うために、国土交通省北陸地方整備局の技術協力で開発。従来の搭乗型による大型法面自走式草刈り機が転倒の危険性を回避するため作業勾配を29度までと限定しているのに対し、勾配40度での作業を可能とした。また、刈り幅も1850_と超ワイド、刈りの高さも常に一定をキープ。エンジンは余裕のある67PS。前後進刈りが可能で、法面での旋回もいらず、能率よく作業ができるとされ、その高能率さは1日に8800平方bの刈り払いが可能という。
 また、安全面では停止時に自動的にブレーキがかかるネガティブブレーキを採用、法面で停止してもずり落ちる心配がない。ラジコン操作機能面についても本来の能力としては300b程度離れていても操作可能とされるが、規定で約100bを操作範囲としている。
 同社では同機を国土交通省日野川河川事務所から受注している日野川維持作業に投入する計画だが、この日野川維持作業は約90万平方bを対象にした草刈りが求められる仕事。このラジコン操作による機械施工対応の面積は約30万平方bとされる。このほか、このCG670の納車(集草用のアタッチメントを付けて)と共に、同じく筑水キャニコム製の乗用草刈り機YP264(草刈り機マサオ・F1マサオ)もレンタル納車した。