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建通新聞社(中部)
2012/05/11

【岐阜】県総合医療センター 新棟建築の基本・実施設計を内藤・司設計JVに

 岐阜県総合医療センター(岐阜市)は、同センター敷地内に整備する「小児医療センター」(仮称)の「新棟建築工事の基本・実施設計」の委託先を事後審査型一般競争入札で内藤・司設計JVに決めた。
  計画では、同センター敷地内で現在は駐車場として利用されている約900平方bの南西角地に、鉄骨鉄筋コンクリート造または鉄筋コンクリート造の6階建て延べ約5300平方bの新棟を建設するもの。1、2階は小児科外来や検査室などを、3、4階は重症心身障がい児用の診察室やデイルーム、遊戯室、図書室、訓練室、相談室などを備えた病床数30床の障がい児病棟を、5、6階は病院のスタッフルームや事務スペースなどを整備する。既存病棟とは1、2階に渡り廊下を設けて接続する。また、耐震性の確保のため免震構造も含めて設計の中で検討する。同事業の工事費は約22億円が見込まれている。所在地は岐阜市野一色4ノ6ノ1。
  今後のスケジュールとしては、基本・実施設計を12年度末までかけて進め、13年度内に工事発注する計画。供用開始時期は15年度秋口が見込まれる。
  また、新棟建設と並行して既存の本館機能強化も計画しており、本館内に県内初となる小児集中治療室(PICU)6床分の整備とそれらに伴う間仕切りなどの改修工事を計画しているが、今回の設計業務には本館棟の改修工事は含まれていない。
  同事業は、周産期・小児医療分野の拠点機能が集積している同センターに、新棟整備と本館機能強化を図ることで同病院内に小児医療センター(仮称)を整備し、県内のこども医療の中心的役割を担う体制を構築するもの。同事業は県から施設整備補助金や整備資金貸し付けなどの支援を受けて行っている。