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建通新聞社(中部)
2012/05/15

【愛知】県 総合評価落札方式運用ガイドライン

 愛知県建設企画課は、2012年度の建設部発注工事の総合評価落札方式運用ガイドラインを公表した。従来通りの標準型、簡易型、特別簡易型を踏襲しながらも、入札参加者の技術的能力について、発注工事と同業種の工事実績がある場合は、過去2年間の建設部発注工事の成績の平均が60点以上であることを資格要件に追加した。
 予定価格が1000万円以上5000万円未満の一般競争入札で採用する特別簡易型の種別が、これまでは「広域型」と「地域型」の2種類だったのに対し、12年度は「広域型」「地域型T」「地域型U」の3種類に区分。「地域型U」は、契約後VEの実績や施工実績などの評価項目をなくし、中小建設業者が参加しやすい方式とした。予定価格が2500万円未満の土木と舗装で適用する。
 また簡易型「地域型T」の技術提案で、「簡易な施工計画」の11年度の配点は10点だったが、12年度は5点または10点に変更。技術的な差がつきにくい土木・舗装など一般的な工事の配点は5点とし、PCや鋼構造物などは10点とする。
 「地域型T・U」は、主たる営業所の所在地が県内または県内の一部地域に限定する工事で、「広域型」はそれ以外の工事となる。
 総合評価方式を採用した一般競争入札の発注件数は11年度に約700件の実績があり、12年度も同程度の件数を見込んでいる。