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建通新聞社(中部)
2012/06/04

【愛知】北名古屋市 西庁舎分館建て替え

 北名古屋市は、市庁舎の耐震化事業の一環として、西庁舎分館の建て替えに伴う基本設計を石本建築事務所名古屋支所(名古屋市中区)に委託した。設計期間は12月28日まで。2013年度に実施設計をまとめ、早ければ13年度中に工事を発注したい考えでいる。
 現在の西庁舎分館=写真=の規模は鉄筋コンクリート造4階建て延べ4577平方b。1969年の完成で老朽化が進んでいるため、現施設を取り壊し、同所に新しい西庁舎分館を建設する。
 今回の基本設計で新施設の規模や構造、機能や建設スケジュールなどを決定する方針。現時点の構想では、鉄筋コンクリートまたは鉄骨造4階建て延べ2700平方b程度の規模で、全体または一部を免震構造にする。また、大地震発生時など災害時の防災拠点とするため、防災交通課を設置するほか対策本部としての機能も持たせ、情報課の設置やサーバーなど電算機能の集約も検討している。
 現在の西庁舎分館はコミュニティセンターや西之保児童館、社会福祉協議会事務所などとして利用されており、このうち児童館については「児童センター」として西之保高野79ほか地内に移転する計画。実施設計を現在進めており、12年度中には工事を発注する予定。児童センターの完成時期などにより流動的だが、西庁舎分館の建て替え工事は13年度中に発注し、1年間程度で完成させる計画だ。
 このほか市は、東庁舎(鉄筋コンクリート造4階建て延べ6181平方b、熊之庄御榊60)と西庁舎(鉄筋コンクリート造4階建て延べ4577平方b、西之保清水田15)の耐震補強も計画しており、16年度に東庁舎、17年度に西庁舎の工事を発注する予定。両庁舎は建設後35〜38年間が経過しているが、耐用年数とされる50年間程度までは引き続き使用したい考え。このため今回の耐震工事では必要最低限の補強にとどめ、今後、建て替えなどの対策を講じる方針でいる。