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建通新聞社四国
2012/06/05

【香川】10団地建替えなど計画 高松市営住宅長寿命化

高松市は、2012年度から21年度までの10年間を計画期間とする市営住宅長寿命化計画を策定。12年度から2団地で建て替え事業に着手するなど9団地を建て替える他、住宅の長寿命化を図るため22団地で修繕・改善する。10年間の計画目標として公営住宅3609戸(11年4月現在)の管理戸数を21年度には約3150戸とする目標を設定している。
 市営住宅は現在、55団地4310戸あり、うち約2割の住戸が耐用年数を経過する他、10年後には約4割が耐用年数が経過する。
 4310戸の内訳は公営住宅が3609戸、中間所得者向けの特定公共賃貸住宅(特公賃)48戸、改良住宅605戸、改良住宅の建て替え更新を行った更新住宅が38戸、そのほかの住宅が10戸となっている。
 長寿命化計画では、公営住宅を中心に公営住宅36団地で建て替え、修繕・改善する対処計画を盛り込んでおり、特公賃住宅1団地と改良住宅1団地でも修繕・改善を計画している。
 <建替事業>
 公営住宅の建替事業では、上之町A・B・Cの3団地計122戸を80戸に統合・建て替え。12年度に設計を行い、13〜15年度で建設する。
 高田北と高田団地の計139戸を120戸に統合・建て替え。14年度〜15年度で設計を行い、16〜18年度で建設。
 水田団地は240戸を220戸に建て替え。17〜18年度に設計を行い、19年度から建設に着手、計画期間の22年度以降も続く。
 寺井団地250戸は、230戸に建て替え。18〜19年度で設計、20年度から建設に着手、22年度以降も続く。
 檀紙団地では162戸を120戸に建て替え。飯田団地は270戸を180戸に建て替え両団地とも22年度以降に事業着手する。
 改良住宅の建替事業は、香南町北部団地の33戸を建て替え。12年度に設計を行い、13〜15年度で建て替える。他、昭和団地48戸、上天神団地138戸、川島南団地34戸、あかつき団地60戸の4団地で建て替えを計画、22年度以降に事業着手する。
 <修繕・改善計画>
 修繕・改善計画は、4項目の整備内容を掲げ、公営住宅20団地と特公賃住宅1団地、改良住宅1団地の計22団地で整備する。
 居住性確保型で給湯設備の設置や便所の水洗化など1830戸を整備。福祉対応型では段差解消、手摺り設置、浴室・トイレの高齢者対応など1986戸を整備。安全性確保型では、耐震改修や防犯部品の設置など72戸を整備。長寿命化型では外壁や屋根・屋上防水、給排水管の耐久性向上など695戸整備する。