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建通新聞社(中部)
2012/06/25

【愛知】中部環境事務所 長距離自然歩道の整備に着手

 環境省中部地方環境事務所は、2012年度からの新規事業として、三重県にある伊勢志摩国立公園長距離自然歩道の整備に着手する。12年度は、7月をめどに設計業務の発注を一般競争入札で公告する予定。発注方式は簡易公募型となる見通し。
 長距離自然歩道は、複数の県にまたがり、景勝地などを連絡する形で環境省が指定する道路網。自然歩道では、標識やあずまやなどを設置する。
 整備や維持管理はこれまで、三重県が補助を受けて進めてきたが、今回の事業では、同事務所が主体となる。同事務所と関係自治体などで構成する検討会が、3月に基本計画書を策定した。計画では、既設歩道の再整備を行うほか、既存の市道・県道などを計画に組み込み、自然歩道として整備する予定。
 同事業で対象となるのは、近畿自然歩道のうち三重県内にある全体延長240`程度の区間(今後、自然歩道に組み込む予定の区間を含む)。伊勢志摩国立公園の内外に広がっている。
 計画では、自然歩道を整備する目標時期ごとに、短期(3年以内)・中期(5年)・長期(それ以上)に分類。優先度の高い路線から順次、整備内容を検討していく。新たに自然歩道に指定する区間では、標識やあずまやなどを設置する予定。既設路線では、老朽化した標識・柵・路面などの更新を行う。さらに、海岸沿いの路線も多いことから、津波などの災害を想定し、避難路としての機能を設けることも検討する。
 12年度に設計を予定しているのは、志摩半島の安乗崎付近から、半島の東側の海岸沿いを南方向へ進み、御座岬付近の漁港まで。総延長は44・4`程度になる。
 12年度設計分では、「安乗灯台と文楽のみち」で休憩施設と標識の設置、「大王崎灯台をたずねるみち」で標識・柵の設置と崩落した路面の補修、「麦崎・磯笛のみち」と「金毘羅山から富士山をのぞむみち」で標識の設置を検討する。
 このほか、伊勢市の朝熊山登山線と相賀浦阿曽浦線を、それぞれ自然歩道に指定するため、協議を進める予定。

提供:建通新聞社