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建通新聞社四国
2012/06/29

【徳島】9月着工へ設計進める 徳大の学生支援C再整備

蔵本団地構内に学生支援センターなどの再整備を計画している徳島大学は、学生支援センターについて、当初の新営計画から既設の大規模な改修と一部改築に計画を変更。この計画変更について、このほど文科省の認可を得たことから、9月の着工に向け今後設計を急ピッチで進める計画だ。設計者は2011年度に実施し、選考を一時保留にしていた設計者選定プロポーザルから、設計内容を一部変更する形で建築設計を阿波設計事務所四国支店(徳島市)、設備設計を施設工学研究所(大阪市北区)に決め、それぞれ28日までに業務を開始している。
 今回の設計業務自体の範囲は、学生支援センターの再整備のほか、一体となる蔵本会館の再整備、さらには保健学A棟便所改修、歯学部便所改修、知能情報工学科棟2号館便所改修、第2食堂増築・新営なども対象。このうち学生支援センターの当初の新営計画について、学内で再度協議した結果、既設を活用する形で強度不足の食堂部分の改築や昇降階段などの増築にとどめ再整備することにしたもの。このため4月に入札を中止した埋文調査は既設周囲の一部調査を残しほぼ必要なくなった。一方で建築本体工事のスケジュールは9月着工としていることから、今後は設計を急ぎ、早ければ7月末にも入札を公告したい考えだ。
 各施設の計画概要と規模は、(蔵本)学生支援センターの新営部分が鉄骨造平屋430平方b(食堂と施設北側へのエレベータ付昇降口増設)、改修部分が鉄筋コンクリート造2階建て延べ2080平方b。既設自体は延べ2320平方bだが、強度不足の食堂を改築するため、既設270平方b(食堂部分220平方bとポンプ室延べ40平方b、倉庫延べ10平方b)を事前に取り壊す計画。工事は建築と電気、機械に分割し発注される予定。
 このほか保健学A棟便所改修が改修延べ床面積25平方b、歯学部校舎便所改修が改修延べ床面積55平方b、知能情報工学科棟2号館便所改修が改修延べ床面積46平方b、第2食堂の増築部分が鉄骨造平屋20平方b、第2食堂の新営部分が同造平屋200平方bとなっている。