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建通新聞社
2012/06/29

【大阪】大阪府立大学 B11棟・C2棟耐震など 2カ年の整備と資金調達 明豊ファシリティワークス・りそな銀行と契約へ

 大阪府立大学は、2012・13年度に実施する学舎整備で、事業推進と資金調達業務を担う事業者の公募を行い、明豊ファシリティワークスと、りそな銀行を最優先交渉権者に選定した。
 公募には3者の応募があり最優先交渉権者は、「CM事業者としての優れた実績、具体的なコスト削減の方策などが示され、サポート体制が期待できる」などと高評価を得た。
 「個性と魅力あふれる高度研究型大学」実現のための教育研究環境の整備で、「民間活力を最大限に活用し、コスト削減と資金需要の平準化を図りながら、効果的・効率的に推進する」ことを目指す。
 2カ年で実施予定のB11棟・C2棟の耐震改修を含む学舎整備を行う。場所はなかもずキャンパス(堺市中区学園町1−1)内。
 B11棟では、耐震改修と教員居室、研究室、実験室の整備、建物全体の設備機能の更新などを行う。規模は鉄筋コンクリート造4階建て延べ約9,746u、1969年建築。C2棟では、耐震改修と体育施設、研究室の整備、建物全体の設備機能の更新などを実施。規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ約4,206u。1964年建築。また、B4棟からB11棟に一般物品や精密機器などを移転する。工期は20カ月程度。
 府立大学は、学舎整備(改修、移転など)に必要な事業費用を大阪府からの施設整備補助金を財源として、事業完了後に事業者に割賦で支払う。割賦(支払)期間は、2014年度から23年度までの10年間を予定。事業費の見込み額は、約26億3,228万円(工事・移転費用、スキームの構築や割賦に必要な経費などを含む)。