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建通新聞社(中部)
2012/07/02

【三重】県 木曽岬干拓地メガソーラー誘致事業

 三重県木曽岬町など三重県と愛知県にまたがる「木曽岬干拓地」の一部区域にメガソーラーを誘致する事業について、三重県は土地利用の用途変更を行う申請が農林水産省東海農政局に了承されたことを公表した。今後速やかに事業者の公募に向けての準備を進める予定で、順調に進めば8月ごろの公募が見込まれる。
 対象地区は、木曽岬干拓地整備事業(全体面積443f)のうち、当初計画で冒険広場、デイキャンプ場を予定していた三重県分の63・6fと東側土地続きの愛知県分の17・2fの合計80・8f。メガソーラー事業は、県が対象の土地を事業者に貸し付け、事業者がメガソーラー施設の建設、運転、維持管理を行う事業スキームを想定している。事業内容などについては県との協定を結んでいくが、事業者が主体となって事業を行う。2012年度内に事業者を選定するスケジュールとし、13年度以降事業者が施設建設に着手することになるが、発電開始などの供用時期は未定。
 発電規模は現時点では未定だが、一般的なメガソーラー事業が、1メガh(1万`h)の発電に約2fの面積を必要とすることから、木曽岬干拓地の対象地約80fから換算して、40メガhの規模の発電が可能と試算される。
 今後、公募の手続きになどについては、同地区の土地利用計画を担当する県地域戦略部とエネルギー政策を担当する県雇用経済部のエネルギー政策課(公募窓口)が調整して発注準備を進める。
 なお、対象地区の北側で盛り土による整備が進められている「わんぱく原っぱ」については12年度も利便施設などの整備を行い、13年度の供用を目指している。

提供:建通新聞社