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建通新聞社
2012/07/03

【大阪】大阪府立母子保健総合医療センター手術棟のデザインビルド 清水が落札

 大阪府立病院機構は府立母子保健総合医療センター手術棟(増築)建設で、実施設計と建設工事一括(デザインビルド)の総合評価一般競争入札を行い、清水建設大阪支店を落札者に決定した。契約金額は27億3,840万円(税込み)。
 入札には、清水建設のほか、錢高組大阪支社、戸田建設大阪支店が参加した。清水建設は入札金額が2番目。技術評価が最高点で、総合評価点が最も高かった。
 場所は和泉市室堂町840。新築する手術棟は地下1階地上2階建て塔屋付き延べ6,700u程度。実施設計(建築、設備)と建設工事(建築、設備)を一括する。施設内容は、手術部門が手術室10室(現在7室)、ICU部門がPICU12床(現在8床)、HCU6床(新設)。小児救急部門が初療室3床(新設)。このほか、中央材料部門、霊安室、解剖室など。基本設計は安井建築設計事務所(大阪市中央区)が担当した。工期は2014年3月25日まで。
 現施設は1981年の開設。建設から約30年が経過し、施設・設備が老朽化。また施設の狭あい化が著しく、求められる医療レベルの対応が困難な状況。さらに、ハイリスク分娩の増加により、府南部において重篤な小児患者に対応できるPICU(小児集中治療室)の拡充が喫緊の課題となっているため新施設を整備する。