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建通新聞社四国
2012/07/04

【徳島】松茂PAなど12年度に詳細設計 ネクスコ西日本

四国横断自動車道の松茂パーキングエリア(PA)と松茂スマートインターチェンジ(IC)の整備を図る西日本高速道路(NEXCO西日本)は、2013年度以降の整備着手、14年度内の供用開始を目指し、12年度は詳細設計やIC部の用地交渉などを進める計画だ。このほど徳島工事事務所の所管で設計業務を指名競争入札(簡易公募型)するため、公募手続きを開始した(参加表明書の提出期限は9日まで)。順調なら8月3日に開札、12年度末工期で設計作業を進めることにしている。
 松茂PAと松茂スマートICは、四国横断自動車道阿南四万十線(仮称)徳島ジャンクション(JCT)〜鳴門JCT間の松茂町長岸地区に整備・設置する施設。スマートICは町道松茂24号線と接続する上下線出入り可能なフルインターチェンジを目指しており、松茂工業団地などから高速道路へのアクセス向上が見込まれるほか、県が2010年度から進めている県道徳島空港線西延伸事業による徳島阿波おどり空港へのアクセス向上、さらには津波災害などによる避難・復旧支援などに役立つと期待されている。
 今回、発注された業務概要について、現時点で詳細は明らかにされていないが、PAとスマートICの設計一式と付帯としてPA部の要擁壁箇所の設計、それに伴う地盤改良設計などを予定している。設計ボリュームとしてはPAが延長0・97`、ICが町道部分を含め(町事業部分はNEXCO西日本が受託)延長1・16`(IC〜町道北島308号線区間)を見込む。
 12年度は8月3日の入札を受けて詳細設計を進める計画だが、PA部分の用地は確定しているものの、IC部分の用地についてはこれから幅杭設置や取得交渉などを進める必要があり、今後設計業務と並行して急ピッチで必要な諸作業を進めていく考えだ。