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建通新聞社
2012/07/04

【大阪】関空フェデックスの大規模ハブ施設 上屋・安井に、エプロン・日本空港コンに設計委託

 新関西国際空港は、空港2期島に建設を計画する大規模ハブ施設(物流拠点)の上屋実施設計を安井建築設計事務所(大阪市中央区)に委託した。契約金額は6,090万円。納期は2013年1月31日まで。また、エプロン増設の実施設計は日本空港コンサルタンツ(西日本支社・大阪市西区)に委託。契約金額は1,443万7,500円。本年10月22日までの納期で作成する。完了後、細部を詰め、2014年春の操業開始を目指して工事を発注する見通し。
 大規模ハブ施設は、国際総合航空貨物輸送会社のフェデラル・エクスプレス(フェデックス、本社:東京都千代田区)が関空に同社の北太平洋地区ハブを開設することを決定したことに伴い、新関西国際空港が建設。フェデックスが仕分けや積み替え業務を行う大規模な物流拠点として使用する。北アジアから集約した貨物を米国向けに発送。24時間のオペレーション施設となる。施設規模は延べ約2万5,000u(庇などを除く)。通関業務、ランプオペレーション、仕分けや積み替えなどの業務を行う。
 建設地となる空港2期島では、2007年8月に第2滑走路がオープンした。しかし、上物は2期島の使用状況に合わせて整備するため、ほぼ手付かずの状況。大規模ハブ施設は、LCC旅客ターミナルビル新築に続く大規模上屋の建設となる。
 新関西国際空港(旧関西国際空港)は、2008年に関西国際空港2期貨物上屋新築工事全体基本設計と、多種多様な事業者(入居者)に対応するための機能性を考慮した新築工事(標準タイプ)実施設計を壇建築計画事務所(岸和田市)に委託。全体基本設計は延べ6万1,743uの規模で作成した。