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建通新聞社四国
2012/07/10

【高知】数社JVで9月公告 高知市の送水幹線二重化

高知市水道局は、南海地震に備えて水道施設の耐震性機能強化を進めており、このうち市の給水区域の約3分の2を占める針木浄水場から九反田配水所までの送水幹線の災害時のリスクヘッジとして、別ルートによる送水幹線二重化事業を推進している。順調なら9月に2工区工事を一般競争するため公告する予定で、数社のJVによる施工を予定している。
 送水幹線二重化事業は、災害時、管路に被害が発生した場合のリスクを回避しライフラインを確保するため、既設の送水幹線とは別にバイパス管を設けるもの。整備区間は針木浄水場から九反田配水所までの約11`で、5工区に分け2020年度末までの完成を目指している。すでに針木浄水場配水池から針木北1丁目の県道高知土佐線までの1工区(延長820b)は、開削工法で完了している。
 今回着手する2工区は、16年度までの5カ年事業となる。施工区間は1工区の終点部分から、都市計画道路上町2丁目南城山線を経て、朝倉東町の朝倉配水所までの延長2274b。口径1100_のダクタイル鋳鉄管を全線シールド工法で整備する。総事業費は約20億円ほど。実施設計は大阪上下水道設計事務所(高知市)が担当した。
 17年度以降に施工する3〜5工区延長約8`については、概略ルート選定などの基本設計をウエスコ(高知市)が担当しており、今後工区割りを検討する。13年度からの3カ年で1工区ずつ実施設計を外注したい考え。