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建通新聞社四国
2012/07/17

【愛媛】東畑で総合設計着手 東雲小・松山市教育C

松山市は、東雲小学校改築・(仮称)松山市教育センター新築を計画しており、東畑建築事務所(本社:大阪市)で総合設計に着手した。委託したのは東雲小改築の基本・実施設計と教育センターの基本設計で、建設工事は2014年度からの2カ年で実施する見通し。
 松山市文京町にある東雲小学校は、老朽化し耐震性も低いため、隣接する東中学校の隣に建て替え、東中と接続して小中併設型校舎として整備するもの。東雲小の新校舎棟の規模は延べ床面積約6000平方bを想定しており、校舎の構造や体育館・プールなどは今後設計者と協議しながらどういう形で設けるかを検討する。
 東中学校については、小学校と共有できる教室は共有し、既存建物を一部改造して何らかの形で小学校と接続する。年内には基本設計を固めたい意向だが、実施設計まで完了するのは13年度になる見通し。東雲小学校の既存施設(教室棟:鉄筋コンクリート造3階建て×2棟延べ6355平方b、体育館:同造1226平方b、25b×7コースのプールなど)は、新施設が完成した後に撤去する。
 また、市教育センターは、現在の東雲小学校部分の敷地内に新設する教員用の研修施設。こちらも構造は未定だが、延べ2000〜3000平方bの建物を構想している。
 これらの建設地は、市が指定する埋蔵文化財包蔵地となっており、発掘調査を経てからでないと着工できないため、13年度は埋蔵文化財の調査と工事着手へ向けての準備を進める方針。