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北海道建設新聞社
2012/07/19

【北海道】ナチュラルサイエンスが白老町に進出−学校跡地活用し工場や研究施設 

 化粧品や医薬部外品、健康食品を製造販売するナチュラルサイエンス(東京都千代田区神田和泉町1の1の12、小松令以子社長)は、白老町内への工場進出について、2013年度に閉校する虎杖中跡地を活用する計画を明らかにした。学校の敷地と隣接地の計5haを購入し、隣接地に工場を新設。校舎内部は研究室として改修する。早ければ13年度にも着工する予定だ。
 17日に開かれた、虎杖中閉校後の利活用に関する地元説明会で、小松社長が説明した。
 虎杖中は1988年建設。規模は校舎がRC造、2階、延べ2035m²。屋体がS造、平屋、延べ967m²。13年4月に町内の竹浦中と虎杖中が萩野中へ統廃合することが決まり、廃校後の利活用が課題に挙がっていた。
 計画によると、虎杖中の敷地3・9haと隣接する町有地1・1haを取得し、敷地内を4つのゾーンに分け、町有地は新設工場ゾーンとして工場、蒸留棟、バックヤードを設置。既存校舎ゾーンでは校舎を改修し、理科室を実験室、職員室を事務室などとして利用。体育館は避難所など地元に開放する。
 グラウンドは2ゾーンに分け、多目的広場ゾーンではハーブ・薬草園を整備。エントランスゾーンは玄関口として倶多楽湖の原水を水くみできるようにする。11年度に取得した石山工業団地内の敷地は、資材置き場や倉庫群とする。