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建通新聞社(中部)
2012/07/18

【愛知】東海農政局 矢作川二期で13年度に幹線設計など

 農林水産省東海農政局は、矢作川総合第二期地区を対象とした国営総合農地防災事業(大規模地震対策型)の着工に向けて、2013年度に北部幹線水路などを対象とした基本設計を発注する方針を明らかにした。同事業では、愛知県のほぼ中心を流れる矢作川の中下流域で、頭首工や幹線水路などの基幹的農業水利施設を耐震化する。
 現在のところ、12〜13年度に主要施設の設計を進め、事業費の詳細を詰める予定だ。13年度に事業費を盛り込んだ概算要求を提出した上で、事業所の設立に向けた法手続きに入るとしている。実際の工事発注は14年度下半期となる見通し。事業期間は15年間程度。概算事業費は総額で約630億円。
 13年度に設計業務を発注するのは、愛知県豊田市内を通る北部幹線水路と豊田幹線水路。老朽化した水路そのものの補修や長寿命化のほか、東海・東南海・南海地震の発生を想定した地盤改良などを行う。
 北部幹線水路は、同地区の最上流に位置しており、岩倉取水工から豊田分水工まで接続している。総延長は約15・7`。山間地を通り、大半の区間が馬蹄(ばてい)形の岩トンネルとなっている。直径は2・9b。
 トンネル上部の土質などに応じてひび割れや空洞などが生じていないかを確認し、工法を検討する。また、一部区間はサイホンなどとなっている。施工時は、仮のバイパス水路を設置した上で作業すると見られる。
 豊田幹線は豊田分水工から勘八分水工まで、延長約6`の区間を通る。水路の形状はパイプやボックスカルバートなど。水路の機能保全整備と併せて、地盤改良や継ぎ手の脱落対策などを予定している。
 矢作川総合第二期地区事業のうち、明治用水頭首工を対象とした実施設計と明治幹線水路の基本設計の入札は公告済み。14年度の事業所立ち上げ後は、まず明治用水頭首工の耐震改修に着手すると見られる。

提供:建通新聞社