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建通新聞社四国
2012/07/20

【愛媛】8〜9月に発注 松山市の怒和地区簡水初弾工

松山市は、怒和地区簡易水道事業の初段工事を8〜9月に発注する。2011〜15年度の5カ年継続事業で怒和島(松山市の北西部・忽那諸島の一部)で簡易水道を整備するもので、本年度は配水管布設2件と浄水場の造成1件を行い工事着手する。
 本年度発注する配水管は2件で、口径40〜150_、トータル延長は2381b。元怒和地区に新設する浄水場の造成面積は約2500平方b。
 同事業は、1960年代に築造した怒和地区簡易水道施設が全体的に老朽化し水源の窒素問題も発生しているため、これらを解決するため新たに水源を開発し、浄水場や配管を更新・新設するもの。既存の水源4カ所のうち宮浦第1と元怒和水源は残して活用し、新たに宮浦第2および第3の水源を開発。新設する浄水場で表流水を浄水して上怒和・元怒和の2地区へ給水する。
 計画給水人口は300人、1日最大給水量は206立方b。有効水量136dの配水池のほか、急速ろ過装置と窒素除去装置を備えた浄水場を新設する。
 年次計画では、12年度は配水管2381b、13年度は配水管775bと導水管1360bおよび浄水場建屋を建設、14年度は配水管613bと導水管2550bおよび浄水場の場内配管と配水池築造、15年度はろ過装置などの機械設備を設置し、同年度末ごろの完成、供用開始を目指す。管は主にポリエチレン管を使用。5カ年の概算総事業費は7億5千万円を見込んでいる。配管の設計は昨年度に菱和設計コンサルタント(松山市)の担当で終えており現在、同社で浄水場と配水池の設計を進めている。