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建通新聞社四国
2012/07/27

【愛媛】山下設計を選定 四国中央市の消防・防災C設計

四国中央市は、(仮称)消防・防災センターの基本および実施設計者を選定する公募型プロポーザルを行った結果、最優秀提案者として山下設計(関西支社:大阪市)を選定した。納期は2013年3月29日まで。13年度早期の工事発注を目指している。
 消防・防災センターは、閉館する市民会館三島会館を解体撤去し跡地に新築する施設で、消防本部・消防署・消防団本部・水道局を移設し同市の防災拠点施設とするもの。基本計画による想定規模は、本館が鉄筋コンクリート造もしくは鉄骨鉄筋コンクリート造4階建て程度の免震構造で延べ床面積は約6000平方b。ほかに訓練棟2棟(主塔:鉄筋コンクリート造5階建て約17b、副塔:同造3階建て約10b)、屋外付帯施設延べ約970平方b(車庫1棟、倉庫など5棟、自転車置き場2棟ほか)、外構、擁壁設置を含む造成一式。災害時の応急対策活動の拠点となる施設となるため、構造体の耐震安全性は一般的な建物の目標値の1・5倍の安全率の耐震レベルを目指す。駐車場は80台規模を整備する。
 また、解体工事の対象・規模は三島市民会館が鉄筋コンクリート造4階建て延べ2876平方b、勤労青少年ホームが同造2階建て延べ653平方b。
 建設地は中曽根町500ノ1外で敷地面積は約6374平方b。造成費を含む予定工事費として27億円を想定している(内訳は新築・設備25憶1000万、造成3000万、解体1億1000万、備品購入5000万)。建設にあたっては合併特例債を活用するため、活用期限である14年度末の事業完了を目指してタイトなスケジュールで進める方針。