トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社四国
2012/07/31

【香川】県内道路橋の長寿命化修繕計画策定率は100%

 香川県内の橋長15b以上の道路橋の長寿命化修繕計画策定率は100%。都道府県・政令市管理橋とともに、市町管理橋も100%の策定率は全国で香川県のみとなっている。国土交通省が2012年4月時点で実施した、全国道路橋の長寿命化に関する調査で明らかとなった。都道府県・政令市管理橋の全国平均は98%、市区町村は51%となっている中、突出した策定率を誇る。
 橋梁の長寿命化対策は点検に始まり、修繕計画策定、修繕と進む。策定が完了していることから、今後は計画的な修繕へと移行するが、修繕計画に基づく修繕実施状況(4月現在)は、県管理橋が31橋、市町管理橋が2橋と緒に就いたばかり、今後は各自治体で計画的な橋梁修繕がなされることとなるが、事業費の確保が課題となる。
 橋長15b以上の道路橋は香川県管理橋が401橋、高松市が147橋、丸亀市が51橋、坂出市が37橋、善通寺市が11橋、観音寺市が44橋、さぬき市が94橋、東かがわ市が71橋、三豊市が104橋、小豆島町が24橋、土庄町が18橋、三木町が38橋、綾川町が30橋、宇多津町が9橋、まんのう町が33橋、琴平町が15橋、多度津町が8橋、直島町はない。
 そのうち、県内で通行規制が行われている橋梁は13橋あり、県管理橋が1橋、観音寺市管理橋が6橋、さぬき市管理橋が1橋、まんのう町管理橋が2橋、三豊市管理橋が3橋ある。
 国内の道路橋は、高度経済成長期を中心にして大量に建設され、建設後40年〜50年が経過し劣化損傷が多発する危険性が高まっている。
 長寿命化修繕計画は、橋梁の計画的・効率的な維持補修などを行い、更新などに要する事業費や時期を平準化するとともに、ライフサイクルコストの軽減を目的とし策定が求められている。