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建通新聞社四国
2012/08/21

【徳島】全地区で設計協議完了 横断道阿南〜徳島東

新直轄方式で整備が進められている四国横断自動車道の阿南インターチェンジ(IC)から徳島東IC間約17・7`のうち、小松島市江田地区と中田地区の設計協議が合意し、対策協議会を設置している10地区全てで設計協議が完了した。これを受けて事業を進める国土交通省徳島河川工事事務所は、両地区を中心とした小松島IC〜徳島東IC間の構造物設計や用地対策などに着手するとともに、引き続き阿南IC〜小松島IC間での調査設計や用地買収、改良、橋梁、トンネル工事を進めていく考えだ。21日には、小松島市内で両地区対策協議会の代表者と徳島県知事、小松島市長、国交省徳島河川国道事務所長との間で合同設計協議調印式が行われる。
 同自動車道(阿南IC〜徳島東IC)は新直轄方式により整備され、四国8の字ネットワークの一部を形成する延長約17・7`の道路。供用中の徳島自動車道や高松自動車道と一体となり、徳島県県南地域における広域交通ネットワークの形成、災害時の代替道路としての役割を担い、地域に安心と活力をもたらすものと期待されている。
 この阿南IC〜徳島東IC間では、2007年2月から設計協議に着手、08年2月の大野原・渡り上り地区の調印を皮切りに、これまで8地区の設計協議が整っていた。対策協議会を設置していない臨港部延長3・6`区間を除き全ての地元設計協議が完了したことから、事業推進にいっそう弾みがつくことになる。