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日刊建設工業新聞
2012/08/21

【鳥取】県工事検査課/11年度工事成績平均点全体で上昇傾向が続管内別で八頭76・8点トップ

 2011年度に完成検査を実施した県発注の一般土木関係工事は950件で、工事成績評定の平均点が76・3点となることが分かった。10年度(75・6点)に比べて0・7ポイント上昇。20日までに県行政監察監工事検査課がまとめた。一方、営繕工事203件の平均点は76・4点となり、10年度(74・8点)を1・6ポイント上回った。(別表参照)
 一般土木関係の検査結果は、兼務検査員が「簡易評定」で実施する請負対象設計金額500万円以上1500万円未満と、検査専門員が評定する同1500万円以上に区分。
 全体950件の内訳は、1500万円未満が338件で平均点は75・6点、1500万円以上は612件で同76・6点だった。
 このうち80点以上の現場は県下で192件あり、成績上位者から20・2%に該当。82点以上は57件で同6%、84点以上は6件(東部管内5件、八頭管内1件)で同0・6%。最高点は85点(八頭管内の1500万円未満1件)だった。
 総合事務所別の平均点は、八頭管内の76・8点がトップ。中部管内の76・7点、西部管内の76・5点と続き、最低の東部管内の75・6点と八頭では1・2ポイントの差が付いた。
 一般土木関係の成績評定は07年度に全面改正されて以降、平均点は徐々に伸びており、4年連続して上昇した。県工事検査課では「年々、検査を受ける側の施工者が評定内容をよく勉強している」と結果を分析している。
 他方、営繕工事も評定方法を08年度に全面改正して以後、平均点の上昇が顕著となっている。11年度は建築工事が76・5点、設備工事が76・2点となり、全体の76・4点は08年度(72・6点)から3・8ポイントも伸びた。