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建通新聞社(中部)
2012/08/24

【三重】県 くわな特別支援学校 教室棟増築

 三重県県土整備部営繕課は、県教育委員会からの執行委任を受けて「くわな特別支援学校普通教室特別教室棟ほか建築工事」の設計に着手した。設計担当は藤川設計(津市)、設計工期は2013年3月末を予定。12年度に設計を行い、予算措置ができれば13年度に工事、14年度の供用を目指す。
 同校は、旧・桑名高校衛生看護分校の内外部改修などを11年度に行い、桑名地域では初めての特別支援学校(小・中学部、高等部)として12年4月に開校(150人規模)した。今回の増築工事は、同地域の児童・生徒の増加に伴い、教室の不足が予測されることから普通教室特別教室棟を増築することになった。
 計画では、運動場内の北側に新校舎棟を建設する。計画規模は、鉄筋コンクリート造(RC造)3階建て延べ約2000平方b。新校舎と既設校舎(RC造4階建て)の1階部分で、渡り廊下を東西で2カ所設置する。東側は鉄骨造平屋約80平方b、西側は鉄骨造平屋約100平方bで体育館とも接続する。両校舎に挟まれた形で駐車場があるため、通行車両を踏まえた渡り廊下の形式を検討する。
 校舎棟の部屋構成は、普通教室6室、ホール1室、特別教室が木工室、調理室、美術室、各作業室など。エレベーターは1基。
 設計の中で詰められることになるが、事業費は約5億円、工期は約11カ月を見込んでいる。
 所在地は、桑名市東方字尾弓田1073。

提供:建通新聞社