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北海道建設新聞社
2012/08/27

【北海道】札幌・サンデパートビルが26階建て複合ビルに建て替えへ−着工は15年度 

 狸小路3丁目商店街に面する札幌市中央区南2条西3丁目南側の再開発事業が、いよいよ動きだす。地元地権者による再開発準備組合が24日までに、ドン・キホーテやゲオの店舗が入っているサンデパートビルを複数の商業店舗と分譲マンションからなる26階建て、延べ2万m²超の複合ビルに建て替える方針を決定。年内をめどに札幌市に都市計画の認定申請をすることを確認した。総事業費150億円を見込み、2015年度に着工。17年秋の竣工を目指す。
 計画する複合ビルはSRC造、地下2地上26階、延べ約2万2000m²の規模。地下街ポールタウンに直結し、地下2階から5階に商業店舗、7階から26階に分譲マンション約170戸が入る。6階は設備を置くフロアとする。荷さばき施設やマンション入居者用駐車場施設を併設する。
 分譲マンションは大手デベロッパーの大京(本社・東京)が手掛ける。このほか、大林組(同・東京)、NTTファシリティーズ北海道支店(同・札幌)、プランテック総合計画事務所(同・東京)、再開発コンサルタントの協同組合都市設計連合(同・東京)が事業協力。これまで開発事業者に名を連ねていた新日鉄都市開発(同・東京)は参加を取りやめた。今後の基本・実施設計は、NTTファシリティーズとプランテックが共同で進める。
 年内をめどに市に都市計画の認定申請をし、並行して基本設計を進める。12年度末に市から都市計画認定を受け、13年度に現在の準備組合を組織替えして本組合を設立。14年度に権利変換作業と実施設計に着手する。15年度当初から、札幌駅前通沿いのサンデパートビルを解体し、解体後すぐに建て替え工事に移る。施工者は公募で決める考え。