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建通新聞社四国
2012/08/28

【愛媛】9月後半〜10月に公示 松山市民会館耐震化

松山市は、堀之内にある市民会館耐震化に伴う詳細設計のチェックなど発注準備を進めており、12月議会承認案件として上程するため9月後半〜10月に工事入札を公示する見通し。本年度からの2カ年で整備する予定で、総事業費として約5億4700万円を見込んでいる。
 市民会館の規模は鉄筋コンクリート造地下1階地上3階建て延べ9949平方bで、1965年建設。複雑な造りで構造計算が難しいため、新築時の設計者である石本建築事務所(大阪市)が今回の設計も担当している。
 補強工法は、箇所によって複数の方法を用いる、もしくは併用するハイブリッド型。外部は鉄骨ブレスおよびトラスの設置とコンクリートの増し打ち、内部は壁のコンクリート増し打ち(20〜30a程度)をメーンとして最低限の補強を図る。また、柱の部分補強、屋上防水の一部改修、壁の増し打ちに関連するトイレなどの箇所を改修する。公共建築課担当者は「変則的な構造のため技術的に難しい工事」とコメント。年明け1〜3月は施工前の準備期間とし、休館する2013年4月から14年3月に工事を行う。