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建通新聞社(中部)
2012/08/31

【三重】大台町 宮川メディカルセンター 基本設計をコンペで

 大台町は、医療・介護施設「宮川メディカルセンター」(仮称)の基本設計を委託するため、指名競争プロポーザルによる入札手続きを進めている。8月中旬に数社を指名したもよう。書類審査やヒアリング審査などを行い、9月下旬に委託先を決定する。
 江馬地内で移転整備を計画している町営の報徳病院について、新施設の基本構想策定と基本設計を行う。2012年度は基本設計のほか測量や地質調査を進め、13年度に実施設計を行う。14年度以降に工事を発注する。
 施設の老朽化や耐震強度、医師不足の問題などに対応するため、江馬地内で施設を移転し、診療所と老人保健施設の複合施設を建設する。診療所の科目は内科、整形外科、眼科を予定しており、現在の報徳病院で行っている診療科目を確保する。老人保健施設の入所数は50床から100床を検討している。
 報徳病院では、病院形態として必要な3人以上の医師の確保が難しい状況で、施設についても建設から38年が経過し老朽化や耐震性の問題から新たな施設整備が求められていた。また、高齢化により介護保険施設の不足が予想されており、診療所と老人保健施設の複合施設を整備する。
 既設施設の規模は、鉄筋コンクリート造2階建て延べ2087平方b。病床数は一般病床30床。1974年の建設。所在地は江馬292。
 町内では、三重県厚生農業協同組合連合会(三重厚生連)が運営する大台厚生病院の再整備計画も進んでおり、大台厚生病院と連携した医療、介護の体制づくりを目指す。

提供:建通新聞社