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建通新聞社四国
2012/08/31

【香川】建築、電気を13年度 高松市福岡ポンプ場増設

高松市上下水道局は、市街地の浸水対策として2010年度から福岡ポンプ場の増設に着工しており、13年度に建築工と電気設備の発注を計画している。また、市西部地区の浸水対策として計画している西部バイパス幹線と西部第2ポンプ場建設について今後、動き出す。
 福岡ポンプ場は、市東部地区の浸水対策として、10年度から12年度で土木工を進めており、計画では13年度に建築工と電気設備、14年度に機械設備を発注する計画。
 増設する排水能力は20.9d/秒。既設の3d/秒から大幅に機能向上する。
 寿・北浜地区や築地地区、松島・花園地区の雨水を速やかに排除するため、建設が進められている雨水管渠(中部バイパス幹線)で集められる雨水を福岡ポンプ場で詰田川に排水する。
 中部バイパス幹線は、市街地の東部に第1幹線・第2幹線・第3幹線をシールド工法で布設しており、12年度末でおおむね完了する。
 西部バイパス幹線は、紫雲地区と宮脇地区の雨水排水を図るため口径3000_、延長2.4`(シールド工法)の布設を計画。摺鉢川下流に西部第2ポンプ場を建設し、同河川に排水する。
 ポンプ場建設地の都市計画決定を年度内に目指し作業を進めており、決定後に事業認可申請書の作成を外注、早期の認可を目指すが時期は未定。
 事業年次計画は流動的だが、市が3月に12〜14年度の事業計画をまとめた「まちづくり戦略計画」では、13年度に西部バイパスの実施設計、14年度に幹線着工と西部第2ポンプ場実施設計を盛り込んでいる。
 04年の台風23号により中心市街地で大きな浸水被害が発生。市では06年2月に中心市街地浸水対策計画を策定、整備を進めている。