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建通新聞社(中部)
2012/09/07

【愛知】名古屋市環境局 北名古屋工場 13年度に整備手法決定へ

 名古屋市環境局は、北名古屋市に新たに建設するごみ焼却工場「北名古屋工場」(仮称)の整備手法を2013年度に決定する方針だ。PFI方式やその他のPFI的な手法の導入を考えており、現在調査・検討を進めている。早ければ13年度に事業者の募集を開始する可能性もある。
 北名古屋工場は、北名古屋衛生組合(北名古屋市と豊山町で構成する一部事務組合)と名古屋市が共同で建設する一般廃棄物処理施設。同組合のごみ焼却施設・環境美化センターの敷地と、隣接する民間の生コンクリート工場、市民グラウンドなどの敷地を利用して建設する。同組合が既存施設の解体を行い、名古屋市が環境影響評価と建設工事を担当する。
 建設に当たり、民間の資金やノウハウを活用する事業方式の導入を検討しており、整備手法検討業務を中日本建設コンサルタント(名古屋市中区)に委託して進めている。委託業務では、PFI方式やPFI的手法により整備する場合の課題整理や民間企業の意向把握調査などを行い、PFIの導入可能性を調べる。委託期間は13年3月1日まで。
 委託業務の結果を踏まえ、13年度中にも整備手法を決定する。北名古屋工場の建設でPFI方式を導入することになれば、名古屋市のごみ処理施設では鳴海工場に続き2例目となる。
 北名古屋工場の施設規模は、1日当たり660d程度の処理能力を持つ焼却溶解設備(破砕処理設備併設)を想定している。敷地面積は約2万6000平方b。建設地は北名古屋市二子四反地。20年度の稼働を目指している。

提供:建通新聞社