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建通新聞社四国
2012/09/14

【高知】耐震点検・対策とも平均以下 小中学校の非構造部材

高知県内公立小・中学校施設の天井材や照明器具など非構造部材の耐震点検や耐震対策の実施状況は、全国平均より下回っていることが文部科学省のまとめで分かった。県では、今後耐震点検を加速化し、順次対策を進めたいとしている。
 調査によれば、県内公立小中学校318校の耐震点検実施率は42・8%(全国平均66%)、耐震対策実施率は20・4%(同32%)となっている。屋内運動場などの部位ごとの耐震点検の実施率は、天井材が15・7%(同33・3%)、照明器具が12・3%(同34%)、外壁(外装材)が12・6%(同35%)、バスケットゴールが11・6%(同34%)と全国平均を下回っている。設置者別では、安芸市、四万十市、香南市、香美市など17の設置者が耐震点検を100%実施しているのに対し、最も学校数の多い高知市など16市町村が0%となっている。
 その他では、幼稚園19園の耐震点検実施率は73・7%(同62%)、耐震対策実施率は0%(同27・3%)。高等学校38校の耐震点検実施率は97・4%(同79・6%)、耐震対策実施率は2・6%(同39・4%)。特別支援学校14校の耐震点検実施率は92・9%(同81・6%)、耐震対策実施率は7・1%(同43・2%)となっている。