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日刊建設工業新聞
2012/09/19

【鳥取】倉吉市議会特別委/看護大学設置構想を経過説明 開設時16億必要で13億の公的支援要望 山田鳥短学長ら招く

 倉吉市議会の倉吉駅周辺整備特別委員会(福谷直美委員長)が18日開かれ、鳥取短期大学の山田修平学長らを招き、鳥短の現状や看護大学設置構想の経過、取り組み状況などを聞き、議会発議による県中部に看護大学設置を求める決議(案)について検討した。また、JR倉吉駅北口の未利用地の状況、周辺道路の整備計画などを行政から聞き、今後のスケジュールを話し合った。
 鳥短から山田学長、木新一事務局長が出席し、看護大学構想について説明した。4年生看護大学看護学部(入学定員80人、収容定員320人の場合)を設置するには、開設時に約16億円が必要。文科省へ設置認可申請と会社の定款に当たる寄附行為の変更申請は、開設前々年度末までに提出する必要があり、2015年4月開学であれば、提出期限は、14年3月末になる。
 課題として、充てられる自己財源は約3億円で、残り約13億円の公的支援は不可欠。他に教員確保、実習先確保、現行奨学金制度の充実などを挙げ、地域の全面的支援を要望した。
 JR倉吉駅北口周辺の状況については、早田博之建設部長が説明。未利用地の物件1は、アナログと8月28日に土地売買契約を締結。12月工事着手、13年4月オープンの予定。12街区は、駅周辺検討会を経て関係課に引き継ぎ、賑わいの創出を図る企業誘致に努める。
 八屋福庭線の念法寺方面約430b区間は、今年度用地買収等を予定。鉄道と並行して鳥短入り口へ向かう(仮称)駅北通り線約1`区間は、交通量の増加、鳥短との連携もあり、県と協議している。