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建通新聞社
2012/09/19

【大阪】大阪府 南部水みらいセンターの大規模な太陽光発電事業者を公募 10月16日まで参加受け付け

 大阪府は、南部水みらいセンターに大規模な太陽光発電システムを設置し、メンテナンスを行う事業者(リース事業者)を公募した。入札参加申請を10月16日まで受け付ける。入札書の提出は11月7〜8日。9日に開札する。
 入札参加は、単体または複数の企業で構成するグループ。電気工事で経営事項審査の総合評定値が950点以上、50`h以上の太陽光発電設備の設置実績などが要件。
 南部水みらいセンター(泉南市りんくう南浜1、りんくうタウン内)の約3fの用地に、太陽光発電システム(メガソーラー)を導入する。公募で決定した事業者が太陽光パネルや設備を設置。これを大阪府が借り受け、発電した電力を電力事業者に売り、リース費用などを賄う。また、受電設備を整備し、大規模災害による長期停電時には、非常電源として電力供給する。
 出力は2㍋h程度を見込む。年平均で215万`h時を発電。一般家庭450戸の消費電力に相当する。
 事業予算は、9月定例府議会に補正で債務負担行為を上程する予定。事業期間は2013年9月1日から20年間。担当は、都市整備部下水道室事業課建設グループ。
 同事業は、下水道資源を活用した処理場のエネルギー拠点化の第1弾となる。現在、府では14カ所の流域下水処理場が稼働中。敷地面積が広大で、下水処理水や下水汚泥などの資源も豊富。これを活用して、下水処理場のエネルギー拠点化を図る。下水道事業に利用する見込みがなくなった用地や施設上部の有効活用を行い、循環型社会・低炭素まちづくりへの貢献や、新しい下水道の役割を果たす考え。