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建通新聞社四国
2012/09/21

【香川】高松市新市民病院 造成など年内着工目指す

高松市は、新市民病院建設に伴う造成工や調整池整備などを年内の着工を目指している。2012年度当初、上期中の発注・着工を目指していたが、地元調整がまとまっておらず、時期は流動的。造成工は3工区に分割。他、調整池整備と既存水路を再整備する排水工、区域と外部の境界工となる擁壁工、防火水槽設置など7件を発注する。
 現地では埋蔵文化財の発掘調査が8月31日に完了。今後、造成工などに入るが、工事用車両などの進入方法など作業工程などを地元と協議を進めており、まとまり次第、発注する方針。時期は流動的だか、工期などを勘案し、年内の発注・着工を目指している。
 造成工は全体敷地約5万3700平方bのうち、建物建設敷地約4万2000平方bを3工区に分割。
 調整池は貯水容量約8000立方bを整備。
 排水工は、農業試験場の水路として利用されていた既存水路を排水路として再整備するもので延長は1500b。
 擁壁工は病院敷地と外部との境界構造物を構築するもので延長は1000b。
 防火水槽設置工は、病院本体や隣接して建設するエネルギー棟の周辺に3カ所設置する。
 市では2012年度に造成などを行うため、当初予算で5億3000万円を計上している。
 新病院の開院時期は14年度下期が目指されており、13年度早期に発注、上期に着工する。
 実施設計を山下設計関西支社(大阪市)と森勝一建築事務所(高松市)の設計共同企業体で13年2月28日までの期間で進めている。
 新病院は、免震構造で鉄筋コンクリート造および鉄骨鉄筋コンクリート造6階建て延べ2万7500平方b。病床数約332床、診療科数22。本館の他、鉄筋コンクリート造3階建て延べ約1100平方bのエネルギー棟などからなる。