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建通新聞社
2012/09/24

【大阪】大阪府住宅まちづくり部 府庁本館の執務環境改善 実施設計を松田平田に委託 耐震改修に併せて施工 事業費10億円余

 大阪府住宅まちづくり部は、府庁本館の耐震改修工事に併せて、「執務環境改善工事」を実施し、老朽化した執務室・廊下などの内装・設備を全面的に改修する。このための実施設計(建築・設備)を松田平田設計大阪事務所(大阪市西区)で進めている。契約金額は5500万円。2013年3月15日までの納期で作成する。
 府庁本館は12年度中に耐震改修工事を発注するが、耐震性を確保したとしても老朽化により、執務環境は著しく劣化している。このため、耐震改修と同時に、空調・照明効率の向上や、IT配線などの整理、内装の美化、一部諸室の遮音性向上などの環境改善を行う。また、工事に伴い移転が必要となる執務室の代替え面積を確保するため、各庁舎の改修工事を行う。庁舎本館執務環境改善工事には、12年度当初予算で債務負担行為(12〜16年度)として限度額10億7000万円を設定している。
 また、仮設庁舎建設工事費として一般会計2681万円のほか、債務負担行為(12〜13年度)で限度額4億4718万円を組んでいる。
 府庁本館のうち、東館はE字型の施設で、延べ約2万5000平方b。耐震改修後のIs値は0・9となる見込み。執務環境改善工事はこの東館を対象に実施。西館は東館の西側に増築したコの字型施設で延べ9000平方b。東館の耐震完了後に撤去する方針。今回の設計には、この西館(主に3階部分)を代替えの執務室に改修するための設計を含む。