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福島建設工業新聞社
2012/09/26

【須賀川市/市民交流センター再建でPFI導入可能性を調査】

 須賀川市は、震災で被災した総合福祉センターの再建を核に、複数の行政機能を集約した仮称・市民交流センターの整備を検討する中で、事業手法の一つとしてPFI導入の可能性を探る。集約する施設、機能は図書館、公民館などの市民交流、生涯学習機能を想定しており、市街地の賑わい創出につながる機能の付加も視野に今後、方向性を固めていく。PFI可能性調査を行う中で、必要な施設規模も検討する。
 復興庁、内閣府の「PFI手法を活用した震災復興案件等」の支援対象に応募、選定された。「市民交流センター」(仮称)としての採択で、複数の施設を集約、PFI手法での整備を検討する。
 核になる総合福祉センターは、震災で使用不能となり現在、施設の解体工事を進めている。
 市は震災復興計画の中で、センターの再建を市役所庁舎とともに重点プロジェクトとして位置付けており、市庁舎は先行して、再建に向けて公募型プロポーザルによる設計者選定手続きを進める一方、福祉センターでは民間資本の導入について検討をしてきた。
 福祉センターの再建に当たっては、関連する複数の行政機能の集約も視野に置いている。
 6月に策定した市役所新庁舎建設基本計画の中で、新庁舎建設に併せて、現庁舎敷地内に別棟である図書館、中央公民館の移転を検討するものとしており、これら施設を軸に市民交流機能、生涯学習機能を持たせた市民交流センターとしての整備を検討する。
 これらの施設は震災による直接的な大規模被害はなかったが、老朽化や狭あい化などの課題が浮かんでいた。
 PFI導入の可能性調査の中では、これらの行政サービス機能のほかに賑わい創出につながる機能の付加も併せて検討していく。
 市民交流センターの立地場所は、現在の福祉センター敷地を中心に検討する。施設の必要規模も含め年度内に方向性を固める。