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建通新聞社
2012/10/09

【大阪】大阪府市統合本部 JR桜島線延伸 10月から需要分析、基本ルート検討へ

 大阪府市統合本部はJR桜島線延伸構想について、10月から需要分析や、基本ルートの検討などを開始する予定だ。これらの結果を基に、2013年度は延伸事業計画の検討、関係者の役割分担、新たな整備スキーム検討などを行う計画。
 同構想は、現在、桜島線(ゆめ咲線)の終点となっている桜島駅からニュートラムのトレードセンター前駅までの約4`を延伸するもの。このうち、約3`を地下構造で見込む。実現すれば、咲洲と都心を約20分で直結するとしている。
 桜島線の延伸計画は、1994年に当時の西尾正也大阪市長が大阪オリンピック招致構想のアクセスとして検討。オリンピックの招致断念とともに計画も立ち切れとなったが、橋下徹大阪市長が大阪府知事時代に再び提唱。府市統合本部の設置とともに、本格議論することになった。
 咲洲地区を大阪への海の玄関口とし、環境・新エネルギー産業誘致や国際観光エンターテインメント立地を目指すためには、欠かせないアクセスとしている。
 今後、利用需要を喚起し、事業費の確保などで、新たな整備スキームを構築。事業成立条件が整備されれば、2025年度の事業化を目指す。