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建通新聞社(中部)
2012/10/23

【三重】県 県有施設耐震化状況 未実施は24棟

 三重県防災対策部は、県有施設の2012年4月1日現在の耐震化の状況と、今後の耐震化計画を公表した。対象施設は11年度に建て替え、廃止方針を決定した10棟を除外し、716棟となった。このうち、耐震化済み棟数は692棟、耐震改修の未実施は24棟で、耐震化率は96・6%となり、11年度比で3・9ポイント上昇した。また、未診断棟数は10棟あり、耐震診断率は98・6%となった。
 24棟の耐震改修未実施の耐震整備計画では、特に防災活動の拠点となる重要度の高い分類〈A―1〉〈B―1〉の耐震化は完了。また、次の重要度の〈A―2〉に該当する、四日市庁舎厚生棟〈鉄筋コンクリート=RC=造2階建て延べ819平方b、1972年建設〉は13年度に耐震改修に着手し、14年度に完了する予定。また〈B―2〉の4棟〈桑名高校管理棟、工業研究所機械室棟、津高校管理棟、津商業高校武道場〉は12年度までに耐震改修工事を終える予定。残る〈B―2〉の4棟と〈C―1〉の5棟については耐震診断は終えており、今後耐震化の検討を進める。〈C―1〉のうち、未診断10棟については12年度に耐震診断を行う。
 耐震化計画のうち、13年度以降に工事などが予定される各区分の内容は次の通り。(住宅は警察職員住宅)
〈B―2〉―4棟(耐震診断済み)
 ▽県林業研究所研修館(津市)鉄骨鉄筋コンクリート=SRC=造平屋、242平方b、継続検討▽県農業研究所作物収納作業舎(松阪市)鉄骨=S=造平屋430平方b、14年度めどに耐震化▽同園芸収納舎(〃)S造平屋388平方b、14年度めどに耐震化▽同農業工学実験棟(〃)S造平屋184平方b、14年度めどに耐震化
〈C―1〉―5棟(耐震診断済み)
 ▽県立博物館(津市)RC造3階建て延べ3176平方b、継続検討▽県農業大学校東格納庫(松阪市)S造平屋335平方b、14年度めどに耐震化▽御殿場住宅(津市)RC造3階建て延べ600平方b、継続検討▽泉第2住宅(尾鷲市)RC造2階建て延べ248平方b、継続検討▽紀伊長島住宅(紀北町)RC造2階建て延べ201平方b、継続検討
〈C―1〉―10棟(耐震診断未実施)
 ▽多度住宅(桑名市)RC造3階建て延べ779平方b▽池ノ脇住宅2号館(いなべ市)RC造3階建て延べ694平方b▽住山住宅(亀山市)RC造3階建て延べ803平方b ▽泉が丘住宅(〃)RC造2階建て延べ468平方b▽観音寺住宅1号館(津市)RC造2階建て延べ656平方b▽観音寺住宅2号館(〃)RC造2階建て延べ656平方b▽南島住宅〈幹部交番〉(南伊勢町)RC造2階建て延べ129平方b▽四十九住宅(伊賀市)RC造2階建て延べ521平方b▽松原住宅(熊野市)RC造3階建て延べ704平方b

提供:建通新聞社