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日本工業経済新聞社(山梨)
2012/11/06

【山梨】新工区発注に期待 年度内に追加工事の可能性 黒沢バイパス

 県の9月補正で県峡南建設事務所が進める黒沢バイパス(市川三郷町黒沢)に予算付けされた。補正額は4200万円。ただ、その他事業との予算の組み替えを行う可能性もあるため、額面通りに予算が付いたとは言えないようだ。しかし、昨年度からの繰り越し分に本年度当初の1億500万円、さらに9月補正で予算付けされたとなれば、年度内の新たな工区発注も期待される。同事務所の平山照仁課長は「確定したものはない。何とも言えない」と否定も肯定もできない微妙な状況。ただ、まとまった用地が確保できているなど工事に入れる「ストックはある」と話していることから、可能性はありそうだ。
 同事業は甲府市と峡南地域とを結ぶ幹線道路の整備事業で、整備延長は2250m、幅員は6(8)m。2005年度に事業着手し本年度で8年目。本年度は11・12・13工区が発注され、それぞれ藤和建設、鹿島工業、丹沢建設工業が受注。設計はトーニチコンサルタント、建設技術研究所が担当した。当初は11年度供用を目指していたがズレ込み、現状では14年度の供用開始を目指す。事業は未整備区間への道路新設とJR身延線をまたぐ、こ線橋の建設などが主な内容。国道140号笛吹ラインから続く「市川大門バイパス」などと一体的に整備し生活道路のほか緊急輸送路としても利用する。