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日刊建設工業新聞
2012/11/13

【鳥取】県土整備部所管/予備費活用などで補正22億円

 県土整備部は12日、22億2700万円規模の「11月補正」をまとめ、県議会主要各会派に説明した。大半が国の経済危機対応・地域活性化予備費を活用したもので、通学路の緊急対策事業などに取り組む。補正後の同部2012年度予算総額は452億4300万円。今月27日開会予定の11月定例県議会に提案する。
 11月補正で一般公共事業の全体額は15億3200万円。道路橋りょう事業では、県道東郷羽合線・一の宮橋(湯梨浜町藤津)に5600万円、国道431号・昭和陸橋(境港市昭和町)に4800万円など14橋を補修する。改良系は県道網代港岩美停車場線(岩美町浦富)の用地補償、主要地方道鳥取国府岩美線(岩美町洗井〜鳥越)の落石対策など。
 河川事業は八東川(八頭町西御門)の床止め工、護床工に1億5000万円、旧加茂川(米子市灘町)のヘドロ浚渫に5000万円を追加。砂防事業は中槙原川(南部町鴨部)に2000万円、県内全域の雨量観測局の設置に5000万円。治山事業は本谷地区(智頭町篠坂)、明高地区(倉吉市関金町明高)、福井2地区(鳥取市福井)など11地区に2億4300万円を補正する。
 漁港事業は泊(湯梨浜町)、境漁港(境港市)などの機能保全に補正額1億4100万円。
 一方、単県公共事業では、通学路の緊急対策事業に3800万円を補正。カラー舗装など1カ所当たり100万円未満の小規模カ所72カ所をまとめた。河川事業には豪雨被害を未然に防ぐため2億1790万円を計上し、河内川(鳥取市気高町富吉)など14カ所の護岸を修繕する。
 また、一般直轄事業は、国の予備費で千代川、天神川、日野川に6億3900万円の事業費追加があり、これに伴って県が1億1900万円を負担する。
 11月補正の概要は次の通り。
※一般公共事業15億3200万円
▽道路橋りょう事業=8億7700万円(網代港岩美T線、上浅津田後線など)。
▽河川事業=2億円(八東川、旧加茂川)。
▽砂防事業=7000万円(中槙原川)。
▽港湾事業=8400万円(鳥取港、田後港)(=地域自主戦略交付金)。
▽治山事業=2億4300万円(洞谷地区、三保地区など)。
▽漁港事業=1億4100万円(境港、泊など)。
※単県公共事業5億7500万円
▽道路事業=3億3300万円(通学路対策など)。
▽河川事業=2億1790万円(河内川など14カ所)。
▽治山事業=1500万円。
※一般直轄事業=県負担額など1億1900万円(直轄河川事業、千代川など3河川の事業費6億3900万円)。