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日本工業経済新聞社(群馬)
2012/11/21

【群馬】道路改良をL280m−椎坂バイパス建設

 県沼田土木事務所は、沼田市白沢町・利根町地内で進める国道120号椎坂バイパス建設事業で、発注見通しで発表されている2月発注予定の白沢町生枝地区道路改良工事1件に加えて、さらに西方向で道路改良工事L280mの追加発注を考えている。白沢町側では用地買収がまもなく完了するもよう。L280mを追加できれば白沢町側の道路改良工事はすべて発注済みとなる。同事業の下半期の11月以降では、年内発注を目指す椎坂利根トンネルのタイル内装工事1件があり、さらに白沢町側と利根町側で道路改良工事1件ずつも計画しており、白沢町側で1件が追加されれば、2月ころに道路改良工事3件が発注となる見通し。

 追加発注を目指す1件は、同事業区間の最西部L280m。現道幅員6mを片側に歩道W2・5mを設置したW7・75mへ拡幅するもの。道路の両側で側溝工を含んでいる。工事では現道部の路盤も拡幅部にあわせて改良される。
 すでに公表されている白沢町側における発注予定の道路改良工事は、同区間に隣接するやはりL280m。この2件の施工により白沢町側での道路改良工事は完了となる。
 利根町側の道路改良工事は、椎坂利根トンネルを出口から利根町方向へ進み、最初に北へカーブするあたりL100mが対象。工事内容は白沢町側と同じ拡幅改良工事。利根町側でもこの1件の発注で道路改良工事は一段落し、他の部分で用地交渉の進捗を図っていく。
 白沢町・利根町両側の道路改良部分における設計業務は技研測量設計(前橋市)が担当した。
 椎坂利根トンネルのタイル内装工は、トンネル延長510mで左右両側、路面からH2・5mにタイルを設置していく。こちらは年内発注する。
 椎坂バイパス建設事業は、椎坂白沢トンネル(L1653m)と椎坂利根トンネル(L510m)を含む全長4280mのバイパス道路を整備していくもの。2トンネルはすでに貫通し、内部の内装工や舗装工、設備関連工事、トンネル明かり部の融雪設備工事が進行している。本年度は多くの工事がすでに発注され、ほとんどが2カ年の債務負担行為を設定し進められており、工事の最盛期を迎えている。
 事業は1997年度に開始され2014年度の供用スタートを予定。総事業費は約96億円を試算する。椎坂白沢トンネル掘削時に湧水が多く出たものの、事業全体は順調に進捗しており、総事業費はやや低く抑えることができそう。
 開通すれば、国道120号の「椎坂峠」と呼ばれ山道特有の急カーブや坂道が連続する難所を通らずに片品・尾瀬・日光方面を結ぶ快適な幹線道路が整備される。観光産業への貢献のほかに、地元にとっては大雨による通行止めや冬期の積雪・路面凍結などの悩みが解消され、安全な交通が確保されることとなる。